不動産の市況

 先日の6月9日に国土交通省から不動産市況の動向を表すレポートが発表されました。
地価Lookレポート表紙

 このレポートは特定のエリアを定点観測して毎四半期ごとに値上がり・値下がり動向を発表してくれています。

 このレポートの良いところは市況の傾向が一目でわかるところです。
例えば東京地区を見てみましょう。

東京地区の価格推移


 このデータをみると、ここ数年で最も地価が上昇したのは平成28年第1四半期(1/1~3/31)でした。その後、上昇しているエリアは減っていき直近の平成29年第1四半期では1地区のみとなり、現在は価格横ばいの地区が増えてきています。
 また、過去からの推移をみると、東京地区の市況は平成21年第1四半期を底にその後回復を続けてきましたが、価格上昇は平成28年第1四半期でピークを打ち、今は上昇が止まっている状態に見えます。


 一方、地元関西圏の推移をみると、同じく平成21年第1四半期を底にして不動産価格は回復が進みました。
そして、平成28年第3四半期(7/1~9/30)には「6%以上地価が上昇」している地区が出ましたが、その後は「6%以上地価が上昇」するような急騰した地区は出ていません。
  しかし、依然として価格は微増傾向にあるエリアが多く、先行き上がり基調がまだ続くのか、東京に引きずられて上昇が止まるのか、今は微妙なところにあるように見えます。

 大阪地区の価格推移



 不動産市況の状況は景気全体にも大きな影響があります。近年、日銀の金融緩和によって不動産業への銀行貸し出しは増加しており、もし不動産市況が悪化すれば金融機関の貸出資産が劣化してしまいます。
 経済全体の流れを読む材料として地価Lookレポートも一度チェックしてみてください!
 
貸出推移


「地価Lookレポート」は下記リンクからご覧いただけます。参考情報となれば幸いです。

http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo04_hh_000131.html

 【担当:橘】
CATEGORIES
SEARCH
LINKS
MOBILE
QR