目に見えないものをみる

目に見えないものをみる

 目に見えないもの、形のないものは評価しようとしない人が多い。実際には目に見えないものに強い影響を受け、支配されているのになかなかこれを認めようとはしない。堺屋太一氏が工業社会が終わる 知価社会が始まるとして知価革命を唱えたのは1990年であるが、そこから26年を経た今も地価にしがみつく人は多いが知価を重視する人は少ない。
 1990年にバブルの崩壊が始まり、長期トレンドとして地価は下落の一途をたどっているのであるが、土地神話は高度成長時代に壮年期を過ごした人たちの間には依然として強く根付いている。勿論一時的な反騰もあるし地域によっては戻しているところもある。
相続税の課税が強化されたこともあり、相続税対策に対する関心も高いところであるが借金をして不動産を購入するという古典的な対策は心理的に受け入れられやすいようである。金融機関も確実な貸出先に困っており、不動産融資には寛容である。不動産はまさに金融商品である。金融緩和が進めば不動産は上がるし、金融引き締めに転ずれば融資がつかず不動産は下落することになる。
 金融機関とハウスメーカーの思惑という目に見えないものがどう動いているか、そこに思いを巡らせて対策を検討する人は少ない。これから景気が下降局面に入っていくなかで、入居率の低い賃貸物件を抱えたオーナーは固有財産の中から借入金の返済を迫られるという苦渋の選択が待ち受けている。
不況期においても情報と知見を重視し、経済と社会構造の変化に柔軟に対応している経営者は業績を伸ばしている。インフレの時代には土地の値上がりに便乗した経営が業績を伸ばしたが、デフレに転ずるや見る影もない。デフレ時代には不要不急の資産を極力処分し、在庫を圧縮し、キャッシュフローを重視した経営にいち早く転じた企業が生き残っている。
 諸天善神の加護、運、不運も目に見えないものであるが、諸天善神の加護を受け、運を呼び込む努力も大切である。



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